若林健太

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お盆が過ぎ、秋を思わせるようになりました

2017.09.04

お盆が過ぎると吹き抜ける風も爽やかな秋を思わせるようになってゆきます。今年は、長雨が続き日照不足が懸念されており、収穫の秋に向けて心配です。25年ほど前、平成5年には、冷夏の影響で米の凶作となり、緊急輸入をするなど平成の米騒動として、大騒ぎをした事がありました。丁度、米制度とすると、国が主導して各地に割り当てを行う生産調整について行わない等、大きく制度が変わるところ。7,500円の直接支払も廃止されます。品種改良等の成果もあるのでしょうか、作況は例年並みとの報道もありましたが、是非、そう期待したいところです。

 

先日は、善光寺近くにある武井神社で、御射山祭が行われお神輿を担いで参りました。神輿仲間で組織している武睦会の皆さんと「いよいよ秋祭りのシーズン到来ですね」と声を掛け合いました。例年、御射山祭をスタートにして、長野市内各地で秋祭りが開催されます。現職時代も、時間を見つけては、なるべく各町へ行って神輿を担ぐぞと取り組んでいました。今年も出来るだけ参加して行きたいと思います。

 

一時、町の担い手がいなくなり途絶えてしまった神楽やお神輿といった地域の伝統行事を復活させて行こうという動きが各地でみられるようになっています。武睦会でも、各町の要請を受けて、蔵に埃かぶっていた神輿を整備して秋祭りで担ぐように応援したりして貢献しています。

 

また、黄金週間の時に善光寺表参道で行われた第1回ながの獅子舞フェスティバルでも各地にある神楽が紹介され、来年に向けて、参加団体が更に増えるような動きもある様です。関わる皆さんのご努力の賜物ですが、素晴らしい事と思います。こうした伝統行事を通じて、子供たちの地域への誇りや人のつながり等も育てて行けるのではないでしょうか。地方創生。地域の魅力づくり。こうした地道な取り組みこそ大事と思います

 

神事を紐解くと稲作文化が如何に浸透し体に染みついているか感じます。秋の収穫祭、新嘗祭、、、、全国農業就労人口が192万人(平成28年度)となり、全人口に占める割合も2%弱となってしまっている今日、稲作に直接触れる事のない人の方が多いのかもしれませんが、こうした心を大事にしていきたいものだと感じます。

 

8月末で来年度予算編成を巡る各省の概算要求がまとめられ、税制改正論議と共に、年末の予算編成に向けて財政当局との細かい厳しいやり取りが始まります。4年連続で101兆円と百兆円を超えました。これを年末までに3兆円程度減額する査定をするため、各省が財務省主計局との間で議論を行ってゆくと共に、自民党政務調査会各部会では、経過を聴取しながら熱い議論を戦わせて行きます。EUとのEPA大筋合意を受けた対策など、補正予算編成についても議論されるでしょう。与党政策論議の季節が秋になります。

 

ミサイル発射を続ける北朝鮮への対応強化などで防衛費は52551億円(2.5%増)となり過去最高額、医療の高度化や高齢化などで自然増もある社会保障費は314298億円(2.4%増)とこれも最高額を毎年更新、インフラ老朽化対策などを含む国交省予算は16%増の66944億円となっています。また、幼児教育無償化やミサイル迎撃システム強化のために整備を表明しているイージスアショア等については、予算に盛らずに事項要求としているため、更に、歳出増加圧力が増す現状となっています。

 

個々に見ていくと必要な予算ばかりではありますが、膨大な国債発行残高を思うと厳しい財政運営を感じます。国債費は23兆円となり予算全体に占める割合も1.2%増加しています。これでも、想定金利を前年度より引き下げており、低金利政策による恩恵を取り組んでいます。黒田日銀総裁は、未だ、ゼロ金利政策を継続すると言っておりますが、米国が利上げに踏み切る等、世界的な景気回復局面で低金利政策の出口戦略に関する議論も始まっています。いつまでも、低金利に甘えて予算編成を行える訳ではありません。2020年プライマリーバランスをゼロにするという国際公約は既に達成不可能だとしても、財政再建に向けた次の目標を掲げ道筋を示して行かなくてはならないでしょう。解散総選挙なども囁かれ政治の側からの歳出圧力は増して行きますが、将来に向けた責任ある財政の在り方も同時に議論をして行かなくてはなりません。

 

先日早朝のJアラートで驚き目が覚めたという方もいらっしゃったのではないでしょうか。私は6時から倫理法人会モーニングセミナーに出席していたので、参加者皆さんの携帯電話が一斉に鳴り驚きました。

 

Jアラートを鳴らすなど大騒ぎし過ぎるという批判もあったと聞きますが、国際社会の制止を無視し続け、ついに日本列島を飛び越えるミサイル発射実験が行われたという事態は、深刻であり、Jアラートを通じて国民へいち早く知らせるというのは、当然、あるべき対応だったと思います。

 

しかし、課題も随分と浮き彫りになりました。長野を含めて東日本全体というのは如何にも範囲が広すぎるのではないか。一部地域では作動しなかったところもありました。着弾後、いつまで緊急対応を求められているのか。避難指示されても、どういった行動をとるべきか分からない。様々な課題が挙げられています。独裁国家である北朝鮮は、体制維持のためには手段を択ばず何をしてくるか分かりません。3日には水爆実験が行われました。ミサイル開発や核開発が進められ、新たな段階に入る中、再び、Jアラートによって知らされる事も起こるでしょう。これら課題を丁寧に拾い上げ、改善していく事が必要です。

 

今回は安倍総理がトランプ大統領と2度に渡り電話会談をする他、外務大臣など各層で米国と連携をとって対応する事が出来たのは良かったと思います。今後は、北朝鮮の事実上の後ろ盾となっている中国ロシアが石油輸出をどうするか等、課題となって行きます。対話と圧力。相手が踏み込んで来た時には、毅然と圧力をかけ対応する事が必要と思います。我が国も、イージスアショアなどミサイル迎撃システムの強化と共に、敵基地攻撃なども含めた議論等、必要になって参ります。注目をして行きたいと思います。

 

季節の変わり目を迎え、取り分け、今年は寒暖の差が激しいようです。体調管理にご留意されながら、皆様のご活躍を祈念します。最後まで、お読みいただき有難うございました。


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