若林健太

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若林健太

組閣が始まりました

2017.08.04

梅雨明け宣言をしてから、むしろ長雨が続き、はっきりしない日が多いようです。
葡萄など水分を取り過ぎて割れ、桃も色づきに問題ありとか、徐々に農作物にも影響が出てきているようです。
収穫の秋に向けて心配です。
体調管理も気を付けなくてはいけませんね。

毎回、月初にメールマガジンをお届けしていますが、今回は3日に組閣があり、その結果を観て書く事にしました。
外務大臣政務官としてお仕えした岸田外相は、今度は党務に入って政調会長に就任しました。
幅広く与党の政策責任者を務められるので、天下取りには好位置につける事になったと思います。
石破さんは、引き続き閣外にあって、総理大臣を目指すべく虎視眈々と機会を狙っていく判断をしました。
岸田さんと石破さんの好対照な立ち位置には大変に勉強になります。

前国会にて話題の渦中に巻き込まれ、役所と政務三役との信頼関係が崩れ、大いに混乱する事になった文部科学省と防衛省。
それぞれに、林芳正さんと小野寺五典さんが就任する事になりました。
二人とも、若いけど既に大臣など十分な政治的経験も積んでいますし、役所を統括するにしても、国会答弁にしても安定感があります。
政務三役と役所との信頼関係が崩れ、両省の立直しをするには適任と思います。

松山政司さんは、青年会議所の先輩であり、外務大臣政務官時代には、直属の上司として副大臣をされていたので、取り分け親しく、ご指導を頂いて参りました。
派閥は清和政策研究会と宏池会で違いますが、乗り越えて様々な取組をしました。
岸田大臣を囲む若手の会合を開催するように頼まれ、企画した事もありました。
落選中の自分にも時折、電話をかけてくれて励まして頂いています。
この度の大臣就任は、我が事のように嬉しく思います。

河野太郎さんが外務大臣に起用された事には驚きました。
執行部に盾突いて意見を言ったりする事が多く、異端の人というイメージが強かったからです。
ただ、時代を観る目、民意の在処を感じる感性は優れており、私は、彼が主管する勉強会メンバーに入り交流をしていました。
某先輩議員から「友達は選べ。
気を付けた方が良い」と忠告される事もありましたが、大変勉強になり、刺激的な議論をさせて貰ったものです。
エネルギー政策等で過激な政策信念ももっており、野党側から攻められるかもしれませんが、外相起用がプラスとなるか、マイナスとなるか、総理も賭けに出た面があると思います。
河野太郎さんの十分な活躍を期待したいと思います。

菅官房長官、麻生副総理兼財務大臣、世耕経産大臣など、骨格を変えずに組閣に取り組んだので目新しさがないとマスコミなどから批判の声を聴きますが、日本を取り巻く内外の厳しい状況を踏まえて実務対応を優先して適材適所を貫いた結果であり、良かったと思っています。
それぞれの大臣が、驕ることなく、真摯に誠実に職務に取り組み、地道な成果を重ねていく事が大切だと思います。
失った信用を取り戻すのに、ウルトラCはありません。
そうした意識を各新大臣に持って貰い取り組んで欲しいと思います。

内閣改造が行われ、ご祝儀相場で支持率も若干伸びる事になるかもしれませんが、劇的に回復する事はないでしょう。
週末の世論調査結果が気に掛かります。
50%を超えた不支持率を回復させるのは容易ならざる事。
しかも、野党第一党も、代表選挙を行い、都民ファーストを巻き込んで自民党に代わる受け皿づくりに取り掛かってくるでしょう。
支持率を意識しながら、衆議院の解散時期も絡む政局が秋以降に進んで行くと思います

今のところ憲法改正にむけた自民党内手続きは進められていますが、内閣支持率が回復しない中、国会での3分2議席があるからと言って改正発議をしたら国民投票で厳しい国民の判断が下されるでしょう。
一度、否決されたら、今後の憲法改正に向けて、大きな禍根を残すことになります。
支持率3割となっている状況で、スケジュールを予め定めて、憲法改正にあくまで拘り手続きを進めて行くのは問題があります。
改正項目に関する与野党の熟議も勿論ですが、広く国民の討議の上で理解が広がって国民投票を迎える事が大切です。
私自身は、憲法改正は行うべきという立場ではありますが、現状は憲法改正に進んで行くには、厳しい状況になっているのではないかと思います。

安倍総裁1強の下では、憲法改正発議を来年の通常国会で行い、秋に国民投票と共に、衆議院の総選挙が行われると大方の予想がされていましたが、憲法改正の前提が崩れてくると、この日程にも変化が起こるのではないでしょうか。
都民ファーストの勢力も加わって野党連合が成立して、反自民の受け皿となるような前に勝負をかけると思っても不思議ではありません。
10月に予定されている補欠選挙が、一つの節目になるでしょう。
麻生副総理には、リーマンショックの対応という未曾有の事態を前にして衆議院の解散時期を見誤り任期満了近くまで追い詰められ大敗した苦い経験もあります。
政局が動き始めた。
そう感じ取っている人は多いのではないでしょうか。
政治の先行きは「一寸先は闇」と言われます。

今回は、政策に関する内容を入れずに、もっぱら政局を巡る分析を致しました。
最後まで、読んで頂いて有難うございます。


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