若林健太

若林健太

若林健太

卒業シーズン

2017.03.06

まだまだ朝晩は氷点下となる日もありますが、日中の陽の光に力強さを感じ春の足音を実感します。蕗みそや蕗っ玉の天ぷら。雪の解けた田んぼの畔などに顔を出して、食卓に出ると春が来たなあと感じます。

 

3月卒業シーズン。我が家も、大学3年の長女が就職戦線に入り、次女が高校を卒業しました。PTA会長としての仕事も一段落です。次女は来月から東京の生活が始まるとの事で準備に忙しくしています。元気で成長してくれたことを嬉しく思う気持ちと、少し寂しさを感じています。授業料に下宿代、家計における教育費負担もピークを迎えます。家内は盛んに切り詰めなくちゃと呟く毎日。親の責任を果たしきるまで、今少し頑張らなければと思います。

 

225日に開催頂いた「健誠会若林けんた後援会2017新春の集い」は850席用意した座席で足りず、部屋の外にもテーブルを設置して対応させて頂く程に多くの皆さんに集まって頂きました。昨夏の敗戦から初めての集会。どのくらいの皆さんが集まってくれるか心配しておりましたが、地域後援会の皆さんを中心に、いつもより多くの皆さんが心配したり、再起を誓う気持ちで集って頂きました。大きな勇気と元気を頂きました。心から感謝申し上げます。今回は出席頂いた皆さんへ電話で御礼をしようと取り組んでいます。合間をみては電話するので、一か月も掛かるかもしれませんが、ご容赦賜ればと思います。

 

世耕経済産業大臣の講演も好評でした。理路整然とお話を頂き、講演録がそのまま読み物になるようだと言う人も居ました。内容は3部構成。一つは、日米首脳会談の様子と評価、二つ目は、第4次産業革命。日本経済は、今起こっている技術革新の波を乗り越えることで、再び世界の中で存在感を示し続けて行けるか試される大事な時を迎えています。3つ目は、プーチン露大統領との会談についてでありました。

 

4次産業革命に関して、3つのキーワードを示されました。自動車産業の自動運転、IOTAI(人工知能)。自動車の自動運転については、2020年東京オリンピック時に、実際に会場間をつなぐ公共輸送を担う無人の車が登場するだろうと予測。更に実証実験などを通じて、市販される時期もそう遠くないそうです。この開発競争に鎬を削っている中、主導権を日本企業が握っていく事が大切であり、政府としても後押しをしていくとの表明がありました。

 

IOTは全てのものがインターネットにつながる新たな時代の到来を言います。そして、AI(人工知能)が発達すると定型的な判断を任せるようになり、これらが進展すると世の中が一変するような変革が訪れます。あらゆる産業が対象となり、新しい時代を切り開く可能性を秘めています。例えば、冷蔵庫がインターネットにつながり、貯蔵している内容を情報管理する。スーパーの前を歩いているだけで、スマホを通じて、足りない食材を購入する指示が飛ぶというような具合に、生活様式を根本から変える社会が実現します。世耕大臣も、最近、海外企業に買収されるなど、元気のない日本の家電メーカーにも、新しい世界で、イニシアティブを取って貰いたいとの期待を表明されていました。

 

1次産業革命では蒸気機関などの動力が発明され、人は、体を使っていた仕事から解放されました。インターネットの出現は、情報の調査や管理から解放されました。今度の技術革新は、人が定型的な判断から解放されるようになります。人は、より高度な判断をする業務に特化するようになります。我が国は、こうした新しい社会を目の前にして、世界の標準となるようなリーダーシップを取って産業を発展させるため、政治の果たす役割が期待されています。

 

自民党本部で毎朝8時から開催されている部会では、こうした産業戦略全般の議論等を熱心に行っています。国会でも、各委員会質疑等では、政策の議論も与野党で行っていますが、残念ながらテレビで放映されません。テレビ放映は、予算委員会などに限られており、野党は、数少ないチャンスとばかりに、スキャンダルの追求など行い与党を追い詰める姿を印象付けようとします。自分自身も野党議員時代の経験がありますので、ある程度、政局がらみでスキャンダル攻撃をする事を致し方ないと理解しますが、もっと政策論争をしている各委員会等もテレビ放映するようにしたら良いんじゃないかと思います。そうしないと、いつまで経っても「政治なんてそんな程度」と不信感を持たれてしまうのではないでしょうか。特に、公共放送などは、民放が流しているバラエティ番組のような内容をやる必要はなく、もう少し、そうした取り組みをして貰いたいものです。

 

来年度予算審議は参議院に舞台が移っていますが、既に、2月中に衆議院で可決されていますので年度内成立は確実に見通せる事になっています。与党ペースで順調に進んでいますが、これから予算関連以外の法案が上程され、4月以降に審議が行われて参ります。天皇陛下の生前退位やテロ等準備罪の導入を含む組織犯罪処罰法改正案など話題となる法案が提出されてきます。

 

天皇陛下の生前退位を巡る問題も、両院正副議長の下で15日前後を目途に与野党の意見集約を行うとして、各党各派の意見取り纏めの大詰めを迎えています。特例法に基づく一代限りの対応とするのか、皇室典範の抜本改正を行い制度として導入するのか、与野党の意見は違います。しかし、憲法に「天皇の地位は国民の総意に基づく」とされている以上、出来れば与野党が一致して制度改正へ取り組めるようにするのが望ましいと思います。生前退位自身は、与野党とも必要性を認めているのですから、議会の知恵を総動員して対応して貰いたいものです。

 

テロ等準備罪の導入を含む組織犯罪処罰法改正案も、自民党内の法案審議が終わり国会に提出される運びとなっています。先月の審議を観ていると、法務大臣の答弁に安定性を欠いており心配です。閣僚一人辞任に追い込めば、内閣支持率も5%以上下がると言われており、野党が手ぐすね引いている事でしょう。2020年東京オリンピック開催を考えると国際社会との連携を深めつつ国内のテロ対策を充実させて行かなくてはなりません。各国間での情報交換を行うためにも、国連が2000年に採択した国際組織犯罪防止条約の批准が必要であり、それには、当該法案を成立させなくてはなりません。大臣答弁への準備に万全を期して乗り越えて貰いたいものです。

 

ここへ来て、関西の森友学園の小学校建設予定地を巡って国有財産払い下げ取引が違法だったのではないかと疑惑が指摘されています。8億円を上る値引きの妥当性、保育園の教育の在り方に関する問題、汚染土壌の処理の問題。論点が幾つかに分かれていると思います。財務省理財局が値引きに関わる基礎資料を廃棄したという説明は如何にも稚拙だと言わざるを得ません。会計検査院が調査に入っているようですので、徹底的に行う必要があるでしょう。政治の関与に関する問題も調べ上げるべきです。野党は安倍総理に関連付けた印象を与えようと必死ですが、国有財産払い下げに関わっている事は一切ないのだから無理があると思います。夫人の名誉校長就任は脇が甘かったという批判は受けざるを得ませんが、まあ、事実関係をしっかりと正して、その上で責任の所在をはっきりさせる事が大切でしょう

 

世界の動きが速くなって、大きく変革していく時を迎えています。日本の発展のため、政策決定を如何にあるべきか決断を迫られる重要な時を迎えています。この時に政策決定の場に居ない事は残念至極です。いずれ復帰した時に、多くの皆さんとお話する中で伺っている地域にとって必要としている政策要望を、早速繋いで、形にしていけるように、今の自分を鍛え直して参りたいと思います。

 

春の訪れと共に花粉に悩まされている人も多く出てきているようです。季節の変わり目。体調管理も大切な時。お気を付けいただきご活躍を祈念申し上げます。 


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